光ファイバーのモード
構造上は、光ファイバーのモードを、与えられた波長の光を光ファイバーにて伝送するときの経路として定義する。後述するマルチモードおよびシングルモードの分類は、この定義による。
実際には、光は横波である。円筒状の伝送路である光ファイバーにて横波である光を伝送すると、経路が同じでも偏波面が異なる、いわゆる偏波モードが生じる。光ファイバーの形状が完全な円筒であり、屈折率や温度などの条件も完全に均一であれば、伝送特性は偏波モードに依らない。しかし、実際には製造工程での狂いや外力などの不均一性により、伝送特性が偏波モードに依存することが多い。偏波モードによる伝送特性、特に遅延特性の差は偏波モード分散と呼ばれており、主に波長分割多重や長距離伝送にて伝送距離を制限する。